住みたくなるあがの【阿賀野市公式】

新潟県に隣接している阿賀野市は自然と利便性が調和した、魅力あふれる街です。豊かな自然環…

住みたくなるあがの【阿賀野市公式】

新潟県に隣接している阿賀野市は自然と利便性が調和した、魅力あふれる街です。豊かな自然環境や充実した子育て支援など、たくさんの方が阿賀野市に住んでみたくなるような情報をお届けします。

最近の記事

人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol6

 貢さんは有機栽培のほかにも、特別栽培米も作っている。これも厳密な栽培基準がある。農水省のガイドラインでは、使用する化学肥料や農薬を5割以下にすると特別栽培米になるが、笹神地区ではさらにハードルを上げて7割減らしている。 生活協同組合のパルシステムとの産直交流事業を40年以上続けることで鍛え上げられた笹神地区の農家の足腰は、一般的な水準のハードルは、なんなく超えてしまうのである。  とはいえ、作業は大変だ。除草剤が使える期間も制限され、稲がぐいぐい生長する時期は畦(あぜ)

    • 人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol5

      「昔の人は楽をしようなんて、誰も思っていなかった」 貢さんが炎天下で農作業を終えて言った。その言葉の背景には、貢さんが暮らす笹神地区の地域性が深く関わっていると思っている。  笹神地区は「ゆうきの里」として全国的に有名な有機農業の先駆的地域である。1988年、地域振興を目的とした「ふるさと創生事業」で、国が全国の市区町村に1億円を交付したことがあった。使い道は各自治体の自由で、旧笹神村はその交付金でたい肥センター「笹神ゆうきセンター」を建設して、農家から集めたもみ殻な

      • 人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol4

        「かなり余らせてしまいました。歩くのがかなり速かったんですかね。どうしましょう」と貢さんに対応を委ねる。ノズルとホースの接合部分を間違えて緩めてしまったのか、飛び散った薬剤で私のズボンはビタビタに濡れている。 「余ったら、そこを往復すれば良い」と畝を指さす。それ以上は言わない。貢さんがビタビタに濡れた私のズボンを不思議そうに眺めながら、接合部分を締め直して、ホースを手渡してくれた。 「じゃあ、ここを散布しながら歩きますね」 貢さんが荷台の上で微かに頷く。  今年の夏は夕

        • 人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載vol3

           エダマメ畑は水田からの転作で水持ちが良く、ところどころ、少しぬかるんでいる。油断すると足をとられてしまう。それでも、ホースを手に持って快調に進む。だが、70メートルを過ぎたあたりで、ホースを重く感じるようになってきた。一歩進むごとにホースを持つ腕が重くなる。ホースを伸ばすごとに、その重量も増えて負荷がかかっていく。顎が上がり、視界には夏の青空が広がっている。「坂の上の雲」のような一朶(いちだ)の雲すら見えない。  少しぬかるんでいるから、畝間を這うホースの摩擦が強くなって

        人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol6

        マガジン

        • 阿賀野市地域おこし協力隊員 百姓になる
          6本
        • 阿賀野市の魅力
          1本

        記事

          人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol2

           貢さんは76歳、私より20歳以上年長だが、とにかく体が動く。単純に体力がある、ということではない。どんなに疲れていても、作業の所作が丁寧なのだ。肉体と精神を繰り返し鍛錬してきたような、強靭さがある。  私は疲れてくると少しでも楽をしようと所作が雑になり、貢さんのような強靭さがない。一緒に仕事をすると、それがよく分かる。貢さんと一緒に農作業をして最初に学んだことは、私が百姓になるにしては「なかなかのヘタレ」ということだった。  最初の仕事はエダマメの防除作業だ。エダマメは

          人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol2

          人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol1

           「それは霊感ヤマカン第六感ってやつで、こういうのは手本があって手本がない。創意工夫しながらやって、そのうち仕事が教えてくれる」  禅問答のような言葉だが、不思議と、この言葉の意味が一緒に農作業しながら少しずつ分かってきた。  百姓仕事の師匠である田村貢さんは細かな指示は出さない。初対面ならぶっきらぼうと思ってしまう人もいるだろう。ただ、一緒に農作業をすると、短い言葉で端的に核心をついていることに気づかせられることが多い。経験から生まれた抽象的な言葉は、深い森の中を分け入

          人生 山あり 谷あり 田んぼあり「地域おこし協力隊員 百姓になる」連載 vol1

          阿賀野市の天然素材で籠作り!

          みなさまこんにちは! 阿賀野市地域おこし協力隊の小寺です。 今回は、阿賀野市内で活動してる「籠の会」さんを紹介したいと思います! 「籠」といえば竹を使用したものを思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが阿賀野市水原の「籠の会」さんでは、近郊の山で採れた山ブドウ、クルミ、サクラなどを使って「籠」などの工芸品を制作しています。 今回は皆さんにお会いしてきたのでその様子をお伝えします! 「籠の会」は総勢16名 代表は坪田 浩さん 代表の坪田さんは以前は長岡市に住んでおり、その

          阿賀野市の天然素材で籠作り!

          冬の阿賀野市 子どもの遊び場特集❗️

          みなさまこんにちは❗️ 阿賀野市地域おこし協力隊の小寺です。 冬本番になりました。この季節になると小さいお子様をかかえた方はどうやって子どもたちを遊ばせるか悩んでることと思います。 そこで今回は阿賀野市の親子が利用する市内の屋内遊び場をご紹介します。 ①道の駅あがの キッズルーム 五頭山ハイキング 新しくできた道の駅あがのの中にある、無料の屋内遊び場です。 テーマのとおり、五頭山に登って遊ぶことをイメージした遊具が設置してあり、子どもから大人気です。ガラス張りの窓の外に

          冬の阿賀野市 子どもの遊び場特集❗️

          美味しいお米を美味しい炊き方で! 阿賀野市の「蒸しかまど」

          皆様こんにちは! 阿賀野市地域おこし協力隊の小寺です。 新米が美味しいこの頃ですが皆様はお米をどうやって炊いていますか? 今は多くの方が炊飯器だと思いますが、羽釜や土鍋を使って炊いたお米もとってもおいしいですよね! 昔は炊飯器がなかったので火をおこして羽釜や土鍋を使って炊いていたのでしょうか? 米どころ阿賀野市には昔ながらのお米の炊き方を復活させた人がいます。 今回は復活に至るまでの物語や熱い想いを紹介します。 電気がない時代の炊飯器!?「蒸しかまど」とは 「蒸しかまど」

          美味しいお米を美味しい炊き方で! 阿賀野市の「蒸しかまど」

          阿賀野市の水原露店市場でお買物!

           みなさまこんにちは!  地域おこし協力隊の小寺です。  阿賀野市の移住して1か月、近頃は瓢湖に飛来する白鳥が6000羽を超えて、いよいよ冬の訪れだなと思ってます。 1人暮らしの生活にも慣れてきましたが、最近では毎日の食事が課題になってます💦野菜もしっかり摂りながらバランスを考えて毎日のお弁当や夕食を考えるのが一苦労で、スーパーでは何を買おうかいつも困っています。  今回は、そんな日々通っているスーパーの近くで行われている水原露店市場の様子についてお伝えします! 水原露店市

          阿賀野市の水原露店市場でお買物!

          秋は登山❗️阿賀野市のシンボル五頭山に登ってみませんか!?

          みなさんこんにちは! 10月から阿賀野市の地域おこし協力隊として活動している小寺です。 今回はいつも投稿している太田に代わって、私が阿賀野市のシンボルを紹介したいと思います!  着任早々、実際に五頭山にも登って色々な発見をする事ができたので、登山の様子も交えながら五頭山の魅力をお伝えします。 五頭山ってどんな山? 五頭山は阿賀野市の東の五頭連峰の中央に位置する標高912mの山です。 その名前の通り、一ノ峰から五ノ峰まで五つの峰が並んだ姿をしていて、阿賀野市の公式キャラクタ

          秋は登山❗️阿賀野市のシンボル五頭山に登ってみませんか!?

          阿賀野市がまるごとわかるイベント!歩いて食べて「WALK&EAT」

          9月25日に阿賀野市で開催されたイベント、WALK&EATに参加してきました〜! WALK&EATは阿賀野市が誇る五頭山の麓にある、五頭温泉郷周辺を10キロ歩き、設置された各ポイントで、阿賀野市の美味しい食材を堪能できるイベントです。 阿賀野市の色々な景色を見ながら、美味しいものが食べられるので「阿賀野市ってどんなところ?気になる…」そんな方にピッタリのイベントです! イベントの様子1つ目のポイント地点にスタートから25分ほど歩いた「奥村杉キャンプ場」。 テントサイトのすぐ

          阿賀野市がまるごとわかるイベント!歩いて食べて「WALK&EAT」

          新しくオープンした道の駅あがの

          8月5日に阿賀野市初となる道の駅がオープンし、1ヶ月と少し経ちました。 特徴やこだわりなどはぜひ前回の記事をチェックしてください。 今回は『道の駅あがの』のオープン時の様子とイベントの様子をお届けします〜! 8月5日 オープン当日 えんだま大集合!試食イベント 子どもたちが大満足の遊具! おいしいスイーツや軽食、記念品で道の駅あがのを満喫! 8月5日 オープン当日えだまめ大集合!試食イベント枝豆消費量日本1を誇る枝豆王国新潟。 今回道の駅あがのでは、阿賀野市産の枝

          新しくオープンした道の駅あがの

          オープン間近!道の駅あがのの最新情報

          8月5日、阿賀野市に新しい道の駅ができることを知っていますか?! 「道の駅あがの」は新潟市からの玄関口である阿賀野市の京ヶ瀬地区(阿賀野市窪川原553−2)に新しくできる道の駅です! 阿賀野市のシンボルとも言える五頭山をモチーフにした5つの屋根が並んだ建物で、カフェやレストラン、農産物の直売所だけでなく、小さな子どもが思いっきり遊べるプレイルームや広い公園も兼揃えています。 その他にも、道の駅で全国的初となる宅配サービス“パルシステム“の受け取りステーションが導入されている

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          夏休みだ!体験・遊び・食・やすだ瓦ロード!

          子どもの頃、夏休みが近づくと嬉しくて嬉しくて、7月は毎日ソワソワしていたのを思い出します。 皆さん宿題は早めに終わらせる派でしたか? ぎりぎりまでやらない派でしたか? ちなみに私はぎりぎりまでやらずに間に合わなくなるタイプでした…(笑) 夏と言ったら海や川、BBQ、キャンプ、スイカ・・・楽しいことが盛り沢山ですね!! 今回は、ぜひ夏休みに訪れてほしい阿賀野市にある「やすだ瓦ロード」についてまとめました! 阿賀野市に瓦? やすだ瓦ロードの施設 やすだ瓦ロードに行ってみ

          夏休みだ!体験・遊び・食・やすだ瓦ロード!

          白鳥も見られる!瓢湖にできたワーキングスペース~Swan Lake OFFICE~

          白鳥はなぜ浮くのか… 水中でものすごい勢いで足を動かしているのか なんてことを考えた事ありませんか? 実は、白鳥たちは羽根の間にたくわえた空気でプカプカ浮いているそうです。 そんな白鳥たちの浮かぶ姿が見られる瓢湖の横に・・・ なんと・・・! ワーキングスペース『Swan Lake OFFICE』が誕生します!! ワーキングスペースSwan Lake OFFICE Swan Lake OFFICEのポイント 利用プラン例 行き方・周辺施設 ワーキングスペースSwa

          白鳥も見られる!瓢湖にできたワーキングスペース~Swan Lake OFFICE~